◆今月のメッセージ 2014.04:

4月に入り、すっかり春めいてまいりました。

今週から八重桜が咲き始めました。
「ポンポン桜」という名前の方がかわいらしいですが、この桜の品種が好きです。
桜のピンクよりも、今は、バス通り、道路脇、そして、家々の庭には、レンギョウが咲き乱れて、どこを見ても、一面黄色です。
確か、レンギョウは、中国から渡ってきた花ですが、フランス人はこの黄色の花が好きなようです。

庭には、水仙がしばらく咲いていましたが、そろそろ終わりそうです。
日本の下田市の爪木崎で見た水仙まつりは、1月でしたから、随分フランスとは時期が違います。
原産国は、お隣のスペインやポルトガルですが、フランスには意外と少ないように思います。
清楚な姿と香りが仙人のようだということで、「水仙」という名になったそうですが、花に似合った素敵な名前ですね。

さて、4月は何と言っても学期のはじめですから、日本の人たちにとりましては、一番活気のある時期ですね。

フランスのスタートは9月ですが、これから落葉が始まる時期よりも、桜と共に明るい春にスタートする方が気分が良いと思われます。

ただ、フランスの学生たちは、夏のバカンスは年度の変わり目の前ですから、宿題が何もないのです。
心身ともにリラックスして思い切り遊べるのは確かです。

今月から消費税率が引き上げられましたね。
パリにいますと、まだピンときませんが、あと一週間もしたら、日本の生活が始まります。

フランスは、毎年電車やバスの運賃も上がりますし、いつも上がるのが当然だと思って生活していますので驚きませんが、一体どこまで上がり続けるのでしょうか。

では、楽しい春をお過ごし下さい。

今日の写真は、先月行きました、イタリアのヴェネチアの風景です。