◆今月のメッセージ 2015.10:

パリは秋らしくなしました。
パリの町が緑で覆われていたと思ったら、もう今は黄色に染まっています。

10月になりました。
秋は、体育祭、文化祭などがあり、とても活気のある季節ですね。
思いっきり楽しんで下さいね!

日本の学校のイベントは、とても充実していて楽しいと思います。
運動会の催しは、その日のために、競技やお遊戯を時間を掛けて練習し、心に残る一日となります。

フランスの現地校しか知らない我が子たちは、日本の運動会や文化祭を観て、その華やかさに驚いていました。
年齢が小さくても洗練された演技を綺麗に披露してくれます。
これは、教育者あっての事でしょう。

ピアノや弦楽器などの発表会もそれぞれのお教室によって、スタイルが違います。たとえば、独奏の他に、ハンドベルを一緒に楽しんだり、コーラスを入れたり、室内楽を取り入れたり…

フランスの場合は、日本のプライベートレッスンとは違い、コンセルヴァトワールが中心です。
コンセルヴァトワールは、国立の他、市、村にも存在し、補助金が出てのレッスンとなります。
ですから、オーディションという形で、年齢順、又は進度順に弾いていくだけで、そこには華やかさはありません。
発表会のようにある程度きちんとした格好の生徒もいれば、ジーンズ姿の子もいます。
今までレッスンで進んだ証を皆の前で披露するためのオーディションで、日本の発表会とは様子が違います。
ただ、コンセルヴァトワールには、どこでもホールを持ち、大抵パイプオルガンもありますので、会場探しをせずに済むのは有難いですね。

6月の進級テストとなりますと、フランスの各方面から色々な楽器奏者や指揮者や作曲家たちが審査員になっての厳しいテストとなります。

日本の発表会は、出演する子供たちは、綺麗なドレスを着て、華やかなショーのようですし、前述しましたように、お教室独自の楽しみ方があります。

子供たちに取りましては、「翌年もまた頑張ろう!」というステップになるでしょうね。
国によって、イベントのあり方もまちまちですから、楽しいです。

では、皆さま、10月が素敵な月となりますように、お祈り致します。