◆今月のメッセージ 2019.02:

皆さま、もう2019年も1/12が過ぎてしましたが、お変わりなくお過ごしですか。
平成は、あと3ヶ月で終わりとなります。

2019年5月27日(月)に開催されます、レ・クロッシュ リサイタル ~ピアノ&チェロの夢の世界~のコンサートチラシをファンの方たちにお送りさせて頂きましたが、お手元に届きましたでしょうか。
パリに戻ります1週間前にコンサートチラシが届きましたため、うっかり発送していない方もいらっしゃると思います。
その場合は、お手数をお掛け致しますが、お知らせ下さいますと幸いです。

今日は節分です。
今、日本から持参しました豆で、豆まきをしました。
日本時間ですと2月4日の午前5時になってしまいましたが、8時間の時差がありますし、お昼から豆まきをするのもちょっと気が引けますので、仕方ないですね。

フランスには、節分のような行事はありませんが、フランス人に「福は内、鬼は外」の行事の事を説明をすると、大変興味を持たれます。

30年も前の話ですが、アルザスに住んでいたころ、子供たちがベランダに出て、大声で「福は内~、鬼は外~」と言いながら豆を撒いていたら、翌朝、「昨夜は、一体何をしていたの?」と近所の方から聞かれた思い出があります。

パリに戻り1週間経ちますが、2度も雪が降りましたので、しばらくは雪景色が続きました。
そして今日、ようやく雪が融け始めました。
雪道を歩くのは苦手です。

長女は札幌で産まれましたが、産まれて半年後には雪が降り始めました。
北海道の雪は半端でありませんから、大変でした。
子供を抱くよりも負ぶった方がよいと思いまして、いつも出掛ける時には、負ぶっていましたが、何度も転びそうになり、本当に怖かったです。

パリはほとんど雪が降らないところでしたのに、最近は毎年のように雪が降るようになりました。
雪景色だけは大好きなのですが、生活をするには色々支障がありますね。

昨夏に、大きな庭の松の木を切り倒してもらったので、暖炉の薪として毎日使っています。
よく燃えますし、今冬だけではなくなりそうもありません。
暖炉に一度暖まりますと、ストーブでは味わえない、暖炉特有の心地よさがありますね。

暖炉に当たりながら、チャイコフスキー「四季」の1月「暖炉」やシューマン「子供の情景」、8曲目「炉端にて」のメロディーが聴こえてきます。
北原白秋の「ペチカ」も思い出しますね。

ペチカは、ロシア語で「暖炉」という意味ですが、元々北欧で、17世紀にレンガ造りのペチカを造る技術が確立して、ロシアに普及したそうで、その後ロシアで改良され、技術が発達したものだそうです。
パリ郊外でも暖炉付きの家が段々少なくなり、マンションが立ち並ぶようになりました。
とても残念ですが、仕方のない事なのでしょう。

では、寒い2月もお元気にお過ごし下さい。