◆今月のメッセージ 2019.07:

皆さま、お変わりございませんか。

しばらく梅雨の時期は続くそうですが、自然災害だけは、起こしてほしくないです。
昨年の岡山県の倉敷市の洪水の被害も酷かったですが、今年は、九州地方での被害がとても大きく、被害に遭われた方たちに、心よりお見舞い申し上げます。

今日は、七夕です。
彦星と織姫は、今年も雨では逢う事が出来ないのですね。
梅雨の時期になりますので、悪天候の日が確率的に多いように思われます。

7月7日に降る雨の事を、「催涙雨」と言うそうですが、「年に一度機会に、会う事が出来ずに、悲しむ彦星と織姫の涙」と悲しみとして伝える人が多い中、「雨の氾濫の中、二人は天の川を渡ることは出来ないが、"カササギ"の群れが橋となって、二人は会う事が出来た」というエピソードもあるようです。

彦星と織姫は結婚した事で、遊んでばかり暮らしていた天罰で、離れ離れに暮らすことになりましたので、私たちは、遊んで暮らしていたわけではありませんが、一時期、夫だけが仕事の関係で帰国しましたが、私と子供たち2人は、パリに残りました。
丁度、パリ音楽院在学中でしたから、それを選ぶしかなかったと思いますが、彦星と織姫は、会うまで話すこともお互いの情報交換も出来ませんでしたが、私たちは、メールやチャットで、ほとんど全部話が通じ合っていましたので、日本の中で生活しているよりも、よりお互いの食い違いが起きない生活が出来、理解しあっていたように思います。

夫のリタイアにより、同じ家にいると、却って、うっかりすると、伝えたと思っていて、実は伝えなかったようなことも起きています。

それでも、若い時は、「この人って変わっている。とか、どうも考え方が私と違う。」と思っていたのが、段々時間と共に、お互い理解し合って、寄り添う事が自然に出来るようになったような気もします。
先月で結婚40年ですから、当たり前なのかも知れませんが…

我が家の利点は、とにかく誰も喧嘩をしようとしない、という事に尽きるかも知れません。
私は、かなり勝手な意見をあれこれ言う方ですが、皆が尊重してくれているのか?とにかく喧嘩やもめ事になることがないので、コンサート活動も何とか仲良く、一丸となって続けていけているのかな、と楽観的に考えています。

レ・クロッシュの春公演は、ファンの皆様の温かい支援のお蔭で、無事終えることが出来ました。
心より感謝申し上げます。

そして、今月22日には、パリの家に戻ります。
今回は、娘と孫も一緒にパリに発ちますので、賑やかな事でしょう。
孫は、8月に、またミュージカル公演の本番がありますので、8月初めには、帰国致しますが、有意義な時間を過ごして欲しいと思います。
小学校でも、フランス語の授業でも、最初は、フランスの歌だけでお勉強していましたが、大分単語や会話も進んできましたので、フランス生活で活かせるようになると良いと思います。

しばらくまだ梅雨の時期は続きそうですが、どうぞ、くれぐれもお体を大切にして頑張って下さい。