猛暑が続いておりますが、皆さま、如何お過ごしでしょうか。
梅雨明けが早く、6月の末にはすっかり真夏日です。
ショッピングをしている時は、冷房の効いたところですからよいのですが、一旦外に出ますとたまりません。
体が焼けつくような感じです…
節電と言われましても、熱中症対策の事を考えますと、クーラーなしでは生活できませんから困ったものです。

またコロナ感染者数が増えている様子ですが、これから夏休みが始まりますし、何とか感染者が落ち着くことを祈っています。

今月の行事と言えば「七夕祭り」ですが、毎年7日は天候に恵まれない日が多いようですけれど、今年はどうでしょうか?
織姫と彦星のためにも奇麗な夜空であってほしいと思います。

ところで、今月は、レ・クロッシュの長野での公演となります。
多くの方たちに聴いて頂きたいと思います。
毎年、日本の歌曲をプログラムに入れてください、ということで、先月は色々日本の曲に触れましたが、味わい深い曲が多く、ヨーロッパのクラシックとは違う曲の豊かさを感じました。

ヨーロッパの音楽は大好きですが、日本人にしか作れない音楽というものもあると実感しています。
音楽だけではなく、食生活もまさにそうです。
35年前は、まだ若くて肉料理が豊富なフランス料理やイタリア料理があれば十分楽しめるから、と思って渡仏致しましたが、やはり段々日本食が恋しくなってきました。
そして、今では、この時期に帰国出来てよかった、と心から思っております。

日本食は、素晴らしいと思います。
昨日もあまりに暑いので、家でおそうめんを頂きましたが、夫は頂きながら、「やはり日本人でよかったね!」と言いながら食べていました。
九州旅行の折も、お寿司ばかり頂いておりました。
フランスでは、どんなに暑くても寒くても、特別なフランス料理は別としまして、若者や一般家庭はバゲットにハムやチーズを挟んだサンドイッチが主流です。

日本人は熱でうなされている時でも、お粥やうどんなど胃に優しいものが身近にごさいますが、フランスでは、ヨーグルトを頂く人たちが多いですが、私どもはすぐ麺類が欲しくなってしまいます。

お粥は日本人だけだと思いましたら、ご主人はフランス人で奥様はレバノンの方でしたが、奥様が自国では、病気の時は、お米にたくさん水を入れてお鍋でぐつぐつ長い時間煮てから食べるといいのよ、と教えてくれましたが、これは、日本のお粥の事を説明してくれているのだと思うと、嬉しくなったのを覚えています。

とにかく、夏バテをしないよう、水分補給をして、どんなに暑くても元気に乗り切ってください。

では、楽しい夏休みをお過ごしくださいませ。